『来世は他人がいい』(らいせはたにんがいい)は小西明日翔のコミックで、「アフタヌーン」で2017年10月号から連載が始まり、「次にくるマンガ大賞2018」コミックス部門で第1位を受賞しています。
2021年5月に第5巻が発売しています。
『来世は他人がいい』は極道ラブコメ。
青年漫画雑誌である「アフタヌーン」の中で、『来世は他人がいい』は暴力や流血などのバイオレンス要素がたくさんありながら女性人気も高い作品です。
2021年5月時点で累計発行部数は130万部を突破しています。
こんな人におすすめ
・強いヒロインが好き
・カッコよくて優しいヒーローが好き
・ギャグ×恋愛が好き
以下、ネタバレあります。
『来世は他人がいい』の主人公は大阪の指定暴力団総長の孫娘・染井吉乃(そめい・よしの)。
派手な美人なため高校生だけどホステスに見間違える容姿(未成年と言っても信じてもらえない)、ヤクザの孫娘なため学校では敬遠されていたものの意外と平穏な日々を送っていましたが祖父が東京の指定暴力団総長と和睦を結んだことで平穏さが吹っ飛びます。
吉乃は東京の指定暴力団総長の孫・深山霧島(みやま・きりしま)と婚約して東京に住むことになりました。
この霧島がクセになる男。
ただのイケメンとは違ってドMで得体のしれない一面がある、吉乃に言わせると「クソみてーな突き抜けた性癖さえ無視すれば女にモテる理由がよくわかる」という男です。
一方で吉乃も決して普通ではなく、極道の中で育った霧島が今まで会ったことがないほど覚悟の決まった女で、そこに霧島が惚れたことになっています。
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伏線が多いため単純に『惚れた』とは言えないのが本作
霧島を始めとして吉乃を囲む人たちは全員何を考えているのか、何が目的かわかりません。
そのため登場人物は全て「怖さ」を秘めています。
極道ラブコメですがラブストーリーの典型”三角関係”もしっかりと。
2巻に登場した吉乃の血の繋がらない家族、鳥葦翔真(とりあし・しょうま)。
二人の出会いは『二人は底辺』に収録されていますが、「常時クールだが大切な吉乃のことになると熱くなる」という、ある意味、霧島よりも女性の理想像を具現化している男です。
とにかく霧島と翔真は仲が悪く、常に吉乃を挟んでにらみ合う三角関係が繰り広げられています。
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