スキップ・ビート!の二次小説で、蓮とキョーコは恋人同士です。
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湯気のたつカップを両手に持って、キッチンからリビングに戻ってきた蓮は小さく笑った。
優しい視線の先には、うつらうつらと舟をこぐキョーコ。
(疲れているんだな)
キョーコが手にもったままでいるのは、今度の仕事で使うと言っていたドラマの台本。舟をこぐキョーコに合わせて器用なバランスで揺れている。
仕方ないな、と緩んだ顔で蓮はキョーコに近づく。
手に持っていた2つのカップを脚の短いテーブルの上に置く。机の上に並ぶ色違いのカップは、付き合いを始めてすぐに蓮がキョーコに此処で使う様にとプレゼントしたもの。
手をあけた蓮はうたた寝をするキョーコの隣に座り、キョーコの手から台本を取りあげる。小さな刺激にキョーコは小さく声をあげ、ふるりと身を震わせた。
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